コリン パウエルさん 元アメリカ国務長官

スパーヒーローが天国へ召されました。
2005年7月来日時に、ご本人用にピンブローチを3日で作らせて頂きました。
奥様は真珠のネックレス。
力強い眼差しの中にも、とても優しい光が輝いていました。
とてもすごい仕事をさせて頂き光栄です。
ベトナム従軍3回で負傷なし。神が味方していたのでしょう。
大変な人生、しばしの間、平穏に休まれますように。

超希少!98カラットの天然エメラルド

 
インドの取引先に98ctの天然エメラルドを委託されました。

天然ならではの、濃淡のあるとても美しい石でした。

美しい海をエメラルグリーンと例える理由がよく理解できました。

しかし、デザインするとなると表の大きさは何とかなりますが、高さが問題になります。

指輪にしても、ペンダントにしても、無理があります。

本当に王冠位にしか使えないです。

冗談で、あるお客様にご覧頂いたところ、ご購入なさると言われ心底驚きました。

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そしてもっと驚いたのが、愛馬が競馬に出走するときにおでこに付けたいとのことでした。

まず、98カラットの天然エメラルドを留めた経験のある職人がいない。


職人に相談すると、工具がない。

仕事だからといって何でも引き受けるな!と怒られました。

なんとか職人さんを説得した後は、額側とこのモチーフをどうとめるか?
おそらく、デザイン専門学校でもこれは教えてないし、前例がないと思います。

馬は時速60-70kmで走ります。それでも外れない工夫を考える必要がありました。

ふと自動車レースではガムテープで補修しているのを思い出し、ガムテープは無理ですが、タコ糸で縛りつけることにしました。

そしてお次は、馬具屋さんの打合せ。

馬具屋さんも前例がないので、あなたに任せると逃げ腰でした。

次はJRA(日本中央競馬会)に、光る物を出走中に付けて良いかの許可をもらいに行きました。

壊れても責任持たないし、割れてもレースを中断して探さないという条件で、承諾してもらいました。

最後にお客様に70kmの速度で、砂利が当たれば割れますが、どうしますか?と聞くと、責任は問わないから進めるように言われました。

透明のガムテープを張って、出走しました。

しかし騎手と調教師が、レースに集中できないから二度とやらないで欲しいとのことで、一度切りの使用でした。

ちなみに私の愛犬に付けると以下のようでした。

このエメラルドジュエリーの競走馬装着は東京スポーツに掲載されました。

プライベートジュエラーならではの、とても面白い仕事でした。

New collection 「initial is 」オフィシャルECサイトオープン

“Only for you” を多くのお客様に届けられるように、イニシャルをモチーフにしたジュエリーブランドをスタートしました。

(ロゴをクリックでオフィシャルサイトに。)


100% オーダーメイドではありませんが、大量生産されている有名ブランドロゴが入り
のジュエリーではなく、人生初の贈り物であるイニシャル、ご自分を表せるジュエリーで
す。


生産効率を重視せず、クラフトマンシップを大事に作って行きます。
例えば、ダイヤを輝かすために、ダイヤを留める18金のたとえ小さな2mm位のパーツでも
穴を貫通させ、光が通るようにします。

※アジャスターを調整器具ではなく、fashionにしたいので、先端にダイヤ入りパーツをつ
けています。そして、そのパーツも穴を貫通してあります。
大きいパーツは18金の塊にすると、とても高くなる上に、着け心地が悪くなるので、板を
組み合わせるようにしています。

以下HPでオーダー可能です。


https://www.initial-is.jp

雑誌Numero Tokyo様に見て頂いたところ、とても気に入って頂いて、基本的には海外
スーパーブランドしか掲載しない同雑誌に掲載していただきました。
とても縁起が良く、また、感謝の気持ちで一杯です。この気持ちを忘れず、一つ一つ心を
込めて、お客様のご多幸をお祈りしながら製作して行きます。


Initial is
designer / president  藤井一英

5月28日発売「NumeroTOKYO」に掲載

Numero Tokyo編集長、田中杏子様に試作品を見て頂いたところ、大変気に行っていただきまして、基本的に海外メジャーブランドしか載せない同誌に掲載していただきました。

Fashionのプロフェッショナルに認められて非常にありがたく、光栄の限りです。

Numero Tokyo編集長の田中杏子様は、私がfashion界で最も尊敬する人の一人です。
光栄なことに、ご家族とも仲良くさせて頂いており、身近で真のプロフェッショナルの姿を拝見させて頂くこともあります。キャリアだけなく、人間として、とても素晴らしい方です。


例えば、海外出張からの帰路、東日本大震災に合い、高速道路上でリムジンバスに20時間近く閉じ込められてしまった時も、“私はラッキー、だってバスにはトイレが付いていたから、普通乗用車の人達が気の毒でした”と他人を気遣っていました。


ありがたいことに、個人的にもアドバイスを下さいます。
高額ダイヤを販売するときは、※Brioniのようなきちんとしたスーツが必要です。3000万円もするダイヤをdamaged jeansを着た人からは買いたくありませんから。

※Brioni イタリアで一番有名なオーダーメイドスーツブランド、ダニエルクレイグのジェームズボンドやトランプ元大統領が着用していることで有名。


一方、ファッションジュエリーでは、オーダースーツは固すぎます。まるで、政治家にジュエリー紹介をされているみたいだから、fashionableにしなさい、とアドバイスしてくれました。

そして、服装を少し変えると、最近、まぁーまぁーね、とほめて頂きとても安心しました。なぜなら、中年男性が最新トレンドの服が似合うとは思えないからです。もちろん最新モードは着ませんが。

そして、Initail jewelryを始めるきっかけをくれたのも田中さんです。

たまたま友人に、その人の性格、容姿、趣味などを考えながら、フォントを考え、イニシャルブレスを作ったところ、想像以上の出来栄えだったのでお見せしました。

今まで藤井の作品の中で一番可愛いから、コレクションにしたら!と言われたのがきっかけです。

今回、initial is (イニシャルイズ)が、5月28日発売「Numero TOKYO」に掲載されます。

皆さまぜひご覧ください。

1ミリ幅エタニティー

皆様、エターニティリングというジュエリーをご存じでしょうか?

Eternity(エターニティ)永遠という意味。時間の概念をジュエリーで表しているとても素敵なジュエリーです。個人的に一番好きなジュエリーデザインです。

リング1周を全てダイヤで埋め尽くします。切れ目がないことから“永遠の”意味eternityを表します。1周ダイヤなので、サイズ直しが極めて難しいです。それゆえ、大手ジュエリー会社は2mm程金属の部分を作り、そこに会社ロゴを入れるところが多いです。

無名会社のロゴを入れるより、私はお客様の満足度のために全てダイヤにします。

スーパーブランドは直径1mmのダイヤは滅多に作りません。ブランドイメージや採算を考えると、作る必要がないからです。通常直径3ミリのダイヤを使っています。日本では直径1ミリで、グレードの低いダイヤを使い、※地金を10Kにして、光穴も開けず、買いやすい価格のリングを作ります。ダイヤを半周だけに留め、ハーフエターニティといのもあります。半分だけ永遠??? と言いながら、私も作ったことがあります。ただ裏面の中心に1個ダイヤを入れました。サイズ直しのためでなく、デザインですと主張したかったら。

※地金 ジュエリーに使う金属の種類。プラチナだったり、イエローゴールドだったりします。この種類を商品には、刻印します。K18YG(金色の18金)など。アクセサリーには入れません。ステンレスとかプラスティックなどいれません。

このエターニティには世界に1本しかない最高に好きなリングです。

超希少天然ピンクダイヤが2つ入っています。周りのダイヤもトップクオリティー。輝かしい時間の中にいる2人を表す※ピンクダイヤです。あるいは、二人を守る最強軍団ともいえるでしょう。

※天然ピンクダイヤはオーストラリア、アーガイル鉱山からしか採れない上、0.5ct以上のダイヤはほぼないだろうと言われています。価格は普通のトップグレードのダイヤの10倍以上します。

K18YGのリングの地金部分には全て※光穴を入れているので、とても輝きます。

細いのにやたら光るリングだな、※ハリーウィンストンかな?いや、あんな小さいダイヤをハリーが使うはずない、どこのブランドだろう、と皆思うはずです。

※光穴 ダイヤは光を反射して輝くので、リングに穴を貫通させます。手間はかかりますが、輝きが違います。
※ハリーウィンストン ジュエリー界の王様です。アメリカの偉大なスーパーブランドです。ダイヤの輝きに拘るポリシーが有名です。

例えは変ですが、車に例えるなら、Mercedes- Benz AMG 65なのに、エンブレムをつけていない、BMW Alpinaなのに、アルピナ塗装していない、みたいな感じです。

私はプッピダンジェリーの靴が大好きです。繊細で華奢なデザイン、他の靴とは一見して別格です。靴の裏を見ないとメーカー名はわかりません。ブランドロゴがなくても、存在感のあるものにいつも惹かれます。

様々な色のダイヤがあります。イエロー、グリーン、ブルー、何色でも濃い色のカラーダイヤは希少なので、びっくりする値段です。しかし、直径1ミリで2つならば、何とか揃えることができます。

また、1ミリ幅の魅力は、他の指にすれば、超粋なファッションリングに変身します。私は小指が人差し指がお勧めです。

また、カラーダイヤを2つ使ったフルエターニティーを創りたいです。

全て透明ダイヤ(直径1ミリ)エターニティー

ハーフエターニティ

裏には※マーキスシェイプダイヤ

※マーキスシェイプダイヤ 原石を猫の目のような形に研磨されたダイヤです。添付リングのマーキスダイヤは幅1ミリなので、形が判別できないため、あえて淵をつけました。

ダミアーニテイストのクロス 

私はコピーはしないので、ブランド品のコピーは作りません。
ダミアーニのファンのお客様が質屋のサイトに自分と同じクロスが安く販売されているのをご覧になって、ダミアーニのテイストを残しつつも、まったく違ってもっと良いものを作って欲しいという依頼を受けました。

※ダミアーニ(Damiani) イタリアを代表するスーパージュエリーブランド。ブラッドピットをイメージキャラクターにしていることでも有名。

このクロスは外れて2つになります。2つになる必要がないし、外れると格好良さが減ります。それゆえ、一体型にして、縦を長くし、丸ダイヤの代わりにトップクオリティーのバゲットダイヤにして、周りを囲むメレダイヤの数量も増やしました。

※Belle epoque ダミアーニブランドの看板商品、クロスが二つからできており、取り外しができるよになっている構造が有名。
※バゲットダイヤ フランスパンを英語でbaguetteバゲットといいます。丸みのない長方形のダイヤですが、フランスパンに似ていると言われ、そう呼ばれています。
※メレダイヤ 通常0.1カラット未満のダイヤです。


デザイン画 → デジタル画像

ワックス原型 → キャスト、磨く、石留

イタリア製品は有名ブランドでも、ダイヤを留める前の台座を磨きません。ここを磨くことによって、ダイヤがより輝きます。せっかく地球で寝ているところを、掘り起こされ、研磨されたダイヤですから、きれいにしてあげるのが人間に使命だと思います。

※台座 ダイヤの付いていない金属部分

また、自己満足ですが、海外製品は目に触れない裏面も磨かないことが多いです。裏面を磨くことにより、自己満足度アップします。

そして、お客様が喜んでくださり、これを基にした小さいペンダントも3色、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドを作らせた頂きました。

チェーンも色により、表情が変わるので、YG,PG,WGにあう形状の異なるチェーンを使用しています。

※YG,PG,WG
YG…yellow gold
WG…White gold yellow goldにパラジウムを入れて色を白くします。                 PG…Pink gold yellow goldに銅を入れることでピンクにします。

世界で一番変わったジュエラー、藤井一英

はじめまして。

世界で一番変わったジュエラー、藤井一英です。

私はジュエリー専門学校も、宝飾店で勤務したこともありません。

しかし、数多くの希少ジュエリーを製作し、セレブリティーの方々に喜んで頂きました。

映画、コンサートへの作品提供、大手企業ともお取引させて頂きました。

ある時は、アパレルブランドの裏方、果ては、ご依頼を受けて、お客様の会社のM/Aの手伝い、お子様の空手教室までしました。

何故、ジュエリーが作れるようになったかは、おそらく、子供のころからミロ、カンジンスキー、モネ、光る物、輝いている人が好きだったからだと思います。

美術の成績は常にAでした。

夕暮れ時にうっすらと光りだす蛍、暗くなるに従い、次第に光を増して行く蛍は、宙に舞うダイヤモンドようです。

水面に反射する光、飛行機から見る都会の夜景、繊細ですぐになくなってしまう線香花火から花火大会の壮大な光達、どれも時間を忘れさせます。

諸行無常の世の中で、私は“絶対”に憧れを持っています。だから、永遠に輝き続けるダイヤモンドに惹かれ続けているのかもしれません。

世界には私より優れたデザイナーが多くいますが、私ほどユニークな人間は少ないと思います。

今までセレブの方々に喜んで頂いたジュエリーのこと、

そのデザインを表現するための製作時の拘りや技術、

素材の工夫。

チェーンをパーツの一部でなく、ジュエリーにしたいがため4年かかって、やっと巡り合えたチェーンメーカーさんの話。

ちょっと変わったダイヤの話。

難しいジュエリー撮影なのに、すぐに分かり合えたプラハのフォトグラファーや世界no1 private jewelerや234ctのダイヤの話をご紹介して行きたいと思います。